天才(小野伸二)

(小野伸二は)プレー中に特別な映像が見えたことがあるのか? との質問に「ある」と回答。「プレー中というかトレーニングしている中で、常に敵や味方っていう映像(感覚)が全部あるわけですよ。普通のトレーニングしている時もそうだし、だからトラップの仕方とかも自分で変えていたし、ここに止めると敵がどう動くと想定しながらいつもやってたんで。みんなもそういうもんなんだと思ってた」と明かした。 続けて、それはプロでもふかんとして見えていたのか? と問われると、「みんなそうやって言うけど僕はそうじゃない。平面の映像で持っていたから。その前に自分で情報を集めていたので、だからすごい首は振ってました」と話した。 さらに「怪我以降、それが見えなくなったと?」と話を振られると、「そうです。それが一番驚きで、怪我から復帰してヤッターってワクワクして練習に行ったのに、何だろう今日は楽しいんだけど何か物足りない。アッ!! 映像が何もないぞと。ただ単にトレーニングしてるだけみたいな。あの映像はいつ戻ってくるのかと期待していたけれど、どれだけ時間が経っても戻らなかったですね」と衝撃のエピソードを披露。 番組ではどの時点での怪我だったのかは言及されなかったが、「だから、アレ以降いいプレーとういうか、アッと驚くようなプレーは出せなかったかもしれない。僕の中で最高のものは出せなかったかなと」と、自身の “サッカー人生” を大きく変えてしまった怪我を今でも残念がっている様子だった。